チョンポムック（청포묵무침)　－－　　緑豆寒天　サラダ

　チョンポムック（청포묵무침)について　

・チョンポムック　－－　ㅡ　緑豆で作った寒天

トトリムックやチョンポムックは日本のこんにゃくと食感が似ていていますが、
調理方法が違って野菜をたくさん入れて
醤油味のたれを混ぜて食べる和えものとして愛されています。

おもてなしや、お祝いの時に出ることが多くて、
韓国韓定食のレストランのコース料理の中に入ってるほど、
心がこめられて作られる料理の一品だと思います。

毎年、今頃になると田舎のお母さんの妹から送られる100％の
チョンポクッム粉が来ることをお母さんがとても楽しみにしていました。

お母さんはチョンポクッムやトトリムックが大好きで、
作る時には鼻歌を歌いながら大きな鍋で自家製のムックを作ってました。

トトリムックやチョンポムックの粉は市場でも売られていますが、
外国産の粉が多くて、純国産を手に入れるのは難しくて
家で作る国産のトトリッムは貴重な御馳走でした。

お母さんはあんなに好きでも、妹がどんぐり粉を送ってこない限りは
作らない人でしたね。＾－＾

ちょうど今頃ですね。お母さんはお盆にいつも来てくれる、
日本の義理の息子（主人のことです）のために心を込めて
料理を作っていました。
その中でもトトリムックやチョンポクッムは力を入れていた一品でした。

お母さんは毎年来る日本の主人にとても感謝していました。
韓国はお盆にチェサという行式をやります。
その家の息子とやるのが習わしで、
結婚しているお姉さん達は当然、
主人の実家に行ってチェサの行式を手伝うのです。

私の実家では５人姉妹で息子がいないので
嫁に言ってない娘と両親だけでやっていました。

妹と私は最後には先祖様に挨拶を捧げましたが
本来はチェサは男の人が行うものですので、
お父さんが一人でやるのが本来の形式でした。

成人になってからやっぱり家に息子がいないのが寂しいと
つくづく思いはじめた所でした。

私が結婚してからは、実家のお盆と正月のにぎやかさが出てきました！
うちでも義理の息子ですが
息子とチェサをするようになったことを両親がとても喜んでました。

今も主人はお盆と正月は韓国に行ってハンボク（한복)を着てお父さんと
一緒にチェサを行ってます。（今年、、初めていけませんでしたが、、）

そういうわけでお母さんは実敬さんが好きなものにこだわって作ることが多くて、
先祖のためなのか主人のためなのか、分からない時がありました。

ムックが出来上がるとお母さんが大きく切って大きなステンレスの
ボールにいろんな野菜をたくさん入れてお母さんの目分量で醤油をとぼとぼ入れ、
いろんなヤンニョム（調味料。味付け）をポンポン入れて手で軽く混ぜて
醤油だらけのその手で「あ~~して」って言わんばかりに
隣で見ていた私に味見をさせてくれました。

食べると本当においしかったです。（私も大好きなトトリッムですので＾－＾）
甘醤油タレのバランスが完璧で心から「お母さんの手の味だ」という
感じでした。

大きなお皿に美味しそうに山盛りにして、お父さんとお酒を飲む日本の義理息子の
前にポンと置くのがお母さんは嬉しくてたまらなかったようです。

何回もみっくん食べて！！みっくん！これも食べて！って何でも実敬さんの前に
美味しいものをおきました。

しかし、、、実は、、、今なら言えますが、
主人はこんにゃく系の食べ物があまり好きではなくて、
ムックの周りの野菜を良く食べながら
おいしい～～おいしい~~って言ってました＾－＾；

　チョンポムック（청포묵무침)の作り方　

1.チョンポムックの粉を用意します。

この一袋だと4回ほど作れそうです。

2.　★★重要チョンポッム粉と水の使う量の説明です。
家ではマグカップを使いましたが作ったら量が多かったです。
下の写真を見て比べて小さいカップを用意することをお勧めします。
マグカップは160g入りましたが材料では半分の80gになってます
使用するカップが決まりましたらそのコップの粉量1に対してこのコップで水8を
用意します。
★　このマグカップで作って粉は180ｇで量が多いです。

★私が使ったコップの半分のコップが良いとおもいます。（右のカップ）

3.まず鍋にトトリッム粉と水を1カップずつ入れてよく混ぜます。
粉が固まりがなく溶けたら残りの水7カップを入れてよく混ぜます。

4.火をつけて最初は煮立つまで強火で混ぜながら作ります。
ずっと混ぜるのが大事です。

5.少しとろみが出てきたら中火にして混ぜながら煮立てます。
どんどんとろとろになってきます。

こんな感じになります。

6.5分が経つと今度は弱火にして5分ほどずっと混ぜながら煮立てます。

7.火を消して、四角の形のものに入れて冷ましながら固めます。
　私は夜作って、次の日に食べます。

8.チョンポムックの完成です。
こんなに大きくなりましたので皆さんは2番の★を守るようにしてください。
触ってるとこんにゃくのようなものです。まわりを少し外せば簡単に取れます。

9.チョンポムックを食べやすい大きさに写真のように切ってください。

10.野菜を写真のように切って準備します。

11.今回はお母さんのようにヤンニョムも（味付け）すべて
ボールに入れて作ってみました。＾－＾

12.出来上がりです。
市販のもの、、、思ったよりとてもおいしくて
これから御もてなしの料理として作りたいと思います。

ひとりでこの量食べられました。

弾力は少し物足りなさがありましたが、お店ではこのチョンポムックが出ると思います。

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